9 4月 2018 【日本語問題】JLPT N2 文法③ by ohanabloom | posted in: N2文法(N2 grammar), 日本語問題集 | 0 0 votes, 0 avg N2文法③ ( )に当てはまる最も良いものを一つ選ぶ問題(全10問) この漫画は、子供( )大人にまでよく知られています。 でさえ はもちろん はともかく ですら ◆でさえ=「N(+で)+さえ」で「他のことはもちろん」という意味。例:この本は簡単なので小学生でさえ読める。◆はもちろん=「N+はもちろん」で、「~は当然として~(程度が上の事柄)」という意味。例:彼女は見た目はもちろん、性格も良い。◆はともかく=「Nはともかく(として)~」で「Nの問題も考える必要がある。でも~を優先する」の意味。例:デザインの問題はともかく、先に予算を決めるべきだ。◆ですら=「N(+で)+すら」は「極端な例をあげて、ほかはもちろん」の意味。例:金さんは、日本人ですらわからないような日本語をたくさん知っている。 代われる( )代わってあげたいけど、試験は自分で頑張るしかないよ。 ものの ものか ものだから ものなら ◆ものの=「Na/A/V+ものの」の形で、~だがしかし・・・という意味で使う。「・・・」には前に述べたことから予想されることが起こらないという表現が続く。例:部長に今日中にできると言ったものの、急な仕事が入って今日中にできそうにない。◆ものか=「Nの/Naな/Aい/Vる+ものか」の形で、話し手の強い否定を表す。文句(もんく)や苦情(くじょう)を言う時によく使う。例:あんなサービスの悪い店、二度と行くものか。◆ものだから=「Naな/Nな+ものだから」の形で、個人的な理由を言う時に使う表現。例:昨日徹夜(てつや)で勉強したものだから、今日の授業は眠くて仕方がない。◆ものなら=「V可能形+ものなら」の形で、実現することは難しいが、もし~できるなら・・・したいという意味を表す。例:海外旅行か・・・。できるものならしたいけど、時間もお金もないから今年は無理かな。 普段は全然混んでいないのに、急いでいる時に( )渋滞している。 めぐって とって かけて かぎって ◆めぐって=「N+をめぐって」の形で、「~を中心としたことに関して、~について」という意味。後ろには、「議論(ぎろん)する、うわさが流れる」などの表現が来る。例:田中大臣の不正(ふせい)をめぐって、様々(さまざま)なうわさが流れている。◆とって=「N+にとって」の形で、「~の立場(たちば)から見ると、~の点から考えると」という意味。例:親にとって、子供の健康が一番である。◆かけて=「NからNにかけて」の形で、時間や場所の範囲を表す。例:この砂浜には、7月から9月にかけて、毎年多くの観光客(かんこうきゃく)が訪(おとず)れます。◆かぎって=「N+にかぎって」の形で、「~だけ他とは違う、~だけ特に」という意味。例:今まで一度も遅刻したことがなかったのに、テストの日にかぎって遅刻してしまった。 最近少し太り( )だから、ダイエットしよう。 ぎみ かけ がち っぽい ◆ぎみ=「Vます/N+ぎみ」で「少し~の様子がある」の意味。例:毎日忙しくて、最近少し寝不足気味です。◆かけ=「Vます+かけ」で「あることをしている途中」の意味。例:宿題をやりかけたまま遊びにいったら、母にとても怒られた。◆がち=「Vます/N+がち」で「~になることが多い」の意味。例:今回のミスは新入社員にありがちなミスだから気にするな。◆っぽい=「Vます/N+っぽい」で「~のような感じがする。~の要素が強い」の意味。例:あの人の言うことはいつも嘘っぽいから信じられない。 仕事も大事だけど、ちゃんと休まないと体を壊し( )よ。 かねない がたい すぎない っこない ◆かねない=「Vます+かねない」の形で、「その可能性・危険性がある」という意味。マイナスのことにしか使えない。例:休憩しないで長時間車を運転すると、事故を起こしかねない。◆がたい=「Vます+がたい」の形で、「気持ちは~したいけど、状況は難しい、できない」という意味。例:あの優しい彼が犯罪を犯(おか)すなんて、信じがたいことだ。◆すぎない=「N/Na/A/V+にすぎない」の形で、「それ以上のものではない」という意味。程度が低い、価値が低いと感じていることを表す。例:フランス語を勉強していると言ったが、実は挨拶ができるにすぎない。◆っこない=「Vます+っこない」の形で、「絶対~ない」という意味。話者が可能性を強く否定する表現。例:鈴木さんが歌手になりたいって?音痴(おんち)な彼女にはなれっこないよ。 今年から社会人だ。いつまでも学生気分では( )。 ならない いられない かなわない たまらない ◆ならない=「Naで/Aくて/Vて+ならない」の形で、自然にある感情や感覚が起こってきて自分ではコントロールできない状態を表す。例:大学4年生の息子は就活(しゅうかつ)もせずに遊んでばかりいるので心配でならない。◆いられない=「Nでは/Vては+いられない」の形で、Nという状態をずっと続けることはできないという意味。例:急に会議をすることになった。のんびりしてはいられない。すぐに資料を作らなければ。◆かなわない=「Aくて/Vて+かなわない」の形で、その状況に対して不満を言う時に使う表現。例:もう10月なのに毎日暑くてかなわない。◆たまらない=「Naで/Aくて+たまらない」の形で、話し手の感情・感覚程度が激しいことを表す。例:昨日は徹夜で試験勉強をしたので、試験中は眠くてたまらなかった。 寝不足で頭が痛いなら、早く帰ってゆっくり休む( )。 わけだ ようだ ことだ ものか ◆わけだ=「V普+わけだ」で「~のは当然だ」の意味。「こういう理由があったからか」と分かったときに使う。例:A「彼は10年間アメリカに住んでいたらしいよ」 B「どおりで英語が上手なわけだ。」◆ようだ=「普通形+ようだ」は「はっきり断定することをしないで相手の気持ちを配慮する時に使う。(推量の意味もある)例:田中さんは遅刻が多いようですね。これから気を付けてください。◆ことだ=「Vる/Vない+ことだ」で「~するのが一番いい方法だ」と相手に注意したり助言したりする時に使う。例:JLPTに合格したいなら、毎日勉強することだ。◆ものか=「Vる+ものか」で「絶対~ない」の意味を表し、強く反発する時に使う。例:こんなまずい料理を出す店には二度と来るものか! 今から勉強した( )、試験には間に合わないだろう。 ところで ころろに ところが ところを ◆Vた+ところで=「~しても期待した結果にならない、意味がない」という意味。例:彼を説得したところで、もう彼の気持ちは変わらないだろう。◆Vている/Vた+ところに=「~している時、~した時に、変化が起こる」という意味。例:田中さんの家へ行こうとしたところに、ちょうど田中さんから電話がかかってきた。◆ところが=接続詞。予想や期待と違った結果になるときに使う。例:ダイエットを始めて一か月が過(す)ぎた。ところが体重は全く変わらない。◆Vている/Vた+ところを=~している(した)状況を、見る・見つける・見つかる・発見する・捕まえる・捕まるなど。例:試験中、カンニングしているところを先生に見つかってしまった。 ゴミ処理施設の建設を( )住民たちの反対運動が続いている。 わたって めぐって かねて 関して ◆わたって=「N+にわたって」の形で、「その範囲(はんい)全体にその状態が広がっている」という意味。例:一週間にわたって、夏の合宿が行われた。◆めぐって=「N+をめぐって」の形で、「~を中心としたことに関して、~について」という意味。後ろには、「議論(ぎろん)する、うわさが流れる」などの表現が来る。例:あの二人の関係をめぐって、マスコミが大騒ぎしている。◆かねて=「Vます+かねる」で、「~できない」という意味。ビジネスなどの改まった場面で使うことが多い。例:大変申し訳ございませんが、そのようなご要望には応えかねます。◆関して=「N+に関して」で、「~について」という意味を表す。後ろには、話す・聞く・考える・調べるなどの行為がくる。「~ついて」より硬い表現。例:近年の日本への留学生数に関して、調査を行った。 この似顔絵は目撃者の証言を( )描かれました。 もとで もと もとに もとより ◆もとで=「N+のもとで」は「~の支配や影響が及ぶところで」という意味。「もとで」の後には「状態、継続」を表す動詞が続く。例:私達は、教授のもとで4年間日本語を研究した。◆もと=「N+のもと」は「~の支配や影響が及ぶところで」という意味。「もと」の後で文が切れる。(直接動詞が続かない。)例:コーチの指導のもと、彼はどんどん上達していった。◆Vもとに=「N+のもとに」は「~の支配や影響が及ぶところで」という意味。「もとに」の後には「動作、行動」を表す動詞が続く。例:お客様のアンケートをもとに、新製品を開発した。◆もとより=「N+はもとより」は「はじめに当然と思われることを出して、それだけでなく~」という意味を表す。例:結果はもとより、今まで頑張ってきたことが重要だ。 Your score is The average score is 81% LinkedIn Facebook Twitter VKontakte 0% もういちど Let’s learn Japanese~ohana日本語教室~